ツアー3日目もまたもっちゃりした朝を迎えました。
最後の公演まで時間的にかなりの余裕があるため、ゆったり退出準備。
準備が整いつつある河野さんと川口くん。
昨日ので味を占めたのか、この日の昼も東大の学食に決定。
豚丼食べました!
それでもまだ時間が余ったので、木元君の案内で急遽、下北沢の劇場ツアーを決行しました。
駅前劇場!
天下の(?)本多劇場!
劇場じゃないけど、舞台用メイク道具専門店。残念ながら店休日。
これも劇場じゃないけど、下北沢唯一の映画館。ザ・スズナリのすぐ隣にあって、上映作品がマニアックなの!
(ザ・スズナリの写真も撮ったはずなんだけどなぜかデータフォルダに残ってませんでした)
道すがら色んな芝居のチラシをゲット!
こっちの劇団はチラシのデザインもさすがに一味違います。興味の引かれ具合が絶妙だもの。
そんなこんなで演劇の街を堪能したのち、本ツアーのラストを飾る、柿喰う客「傷は浅いぞ」を鑑賞するため、王子小劇場へ。
通過点の新宿駅。フォルダ内の写真はこれが最後。
王子小劇場は駅の近くのビルの地下。
受付には熱烈なファンらしき人々が殺到していて、なんか、すごい熱気!
柿喰う客はかなり勢いのある劇団らしく、みるみるうちに客席が埋まっていきます。
芸能界を干されかけていたアイドルが、アイドル潰しで有名な、過激な企画の番組に立ち向かうというストーリー。
筋書きはシンプルながらもスパイスの効いた脚本で、きっちり笑いを入れつつ流血だ骨折だレイプだと刺激の強いシーンもあったりなんかして、それらが最終的に物語の根底に流れるテーマと結びついていくあたりが実に見事。
本気で、やられた、と思いました。
鑑賞後、空港へ移動し、搭乗口のカフェにて最後のディスカッション。やはりここでも白熱。
柿喰う客の面白さは他の参加メンバーも強く感じていたらしいのですが、さすがに手放しで褒めちぎるような事はなく、冷静な分析も入ってきて参考に。
やがて出発時間になり、飛行機へ乗り込む一同。
少しばかり出発が遅れたものの、ほどよい疲れとともに帰福。
残念ながら川口君がガラパのカフェ公演に駆けつけるため(どんだけタイトなスケジュールなんだい)福岡に到着後そのまま離脱。
残るメンバーで軽く、本当に軽く、ツアーの打ち上げへ。
ボクはいつの間にかサイフの中身が空になっていて、この日は日曜日だったこともありお金を下ろすことができず、泣く泣く高崎さんに借金しての参加。
疲れのせいかモスコミュール1杯でふわふわホロ酔い状態に。
確か今後の活動について話していたはずですが…まぁ、打ち上げました。
かくして3日間に渡る観劇ディスカッションツアーは終了したのでした。
正直なところ、ボクは東京の芝居にはある種の偏見を(先走った連中が空回りしながらやってるんだろうと)抱いていたのですが、それは見事に打ち崩されました。
まったく恥ずかしい勘違いです。
本物が集まれば本物が出来上がるのは当然の道理ですよね。
高野しのぶさんのアドバイスのおかげでもあるんだろうけど、あっちで観た4本の芝居はそれぞれ全くカラーが違っていて、まず間違いなく在福劇団ではお目にかかれないジャンル(あるいはクオリティ)の作品でした。
出会えたことに感謝。
演劇の可能性はボクが考えていた以上に拡がっていたし、さらにまだまだその先があるんだろうし、目が回るほどワクワクしてきます。
負けたくないです。
がんばらなくちゃ。
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